2020年5月10日(主日)御復活後第4主日 メッセージ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父
私たちを天主の命に産み出して下さったお母様マリア様に「ありがとう」と申し上げましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりてアーメン。
愛する兄弟の皆さん、今日は日本中で、私たちのお母さんたちに、「ありがとう」「感謝しています」と言う日です、そうやっています。
ところで私たちには、私たちに超自然の命を与えて下さった、天主の命に私たちを産み出して下さったお母様がいます。マリア様です。そのマリア様にお母様に、「ありがとう」と申し上げましょう。マリア様をお愛し申し上げましょう。
マリア様の事を知りたいと思うならば、「母親の事を知りたいと思うならば、子供を見れば良い」とよく言います。では、イエズス様を見て下さい。真の天主、永遠の知恵です。マリア様はですから、「天主の御母」。何と素晴らしい母を私たちは持っている事でしょうか。
キリスト信者というのは、キリストの真似をする者です。キリストのように私たちに形成する事です、霊魂をキリストのようにさせる者です。ではイエズス様は、どのような生活をされたでしょうか?どのような模範をされたでしょうか?キリストにどうやったら倣う事ができるでしょうか?
イエズス様は、マリア様の子供となられました。天主三位一体の聖なる御旨は何でしょうか?何を望んでいるのでしょうか?もしも私たちがその天に在す聖父の御旨を果たす、この天に行なわれるように地にも果たす事ができるようにするならば、どうしたら良いのでしょうか?
この世は、聖アウグスティヌスによると、イエズス・キリストを、天主の御言葉、人となった天主の御言葉を受けるに相応しくありませんでした。しかし、マリア様を通してのみ、それができるようになりました。
天主聖子は、永遠の知恵は、天主聖父に最高の讃美と感謝を捧げたいと思っていました。その為に一体どうしたでしょうか?
無限の可能性がありました。例えばローマ皇帝のように、それよりももっと力ある権力者となって、全世界の人民に命令を発布して、そして自分の権力と、力と、命令と、あるいは奇跡を行なって、人民を回心させて、あっと驚かせるような事もできて、そして天主聖父を讃美しようとする事もできましたが、それは選びませんでした。それよりももっと良い方法があったからです。
それは、「30年間、隠れて、マリア様の元に、従順に、謙遜に、生活する。マリア様と一緒に生活する」という事でした。これよりも良い方法を、永遠の知恵さえも見出す事ができませんでした。ですからイエズス様はそれをしました。
天主聖霊も、イエズス・キリストをこの世に生み出す為に、この世に造り出す為に、形成する為に、造り出す為に、そして私たちの霊魂においても形成する為に、マリア様を通してのみ、それを望まれましたし、それをされましたし、これからも世の終わりまで、マリア様を通してそうされます。それは天主聖霊の御望みです。
天主聖子は、御自分の贖いの業を、マリア様と共に、マリア様の協力を以ってのみ、それを行なおうとされました。ちょうどそれが、天主聖霊がマリア様に、「あぁ、天主御子をあなたの御胎内に宿らせますけれども、いいですか?」と聞いてからのみ、なさったのと同じです。マリア様と共に御胎内に宿りましたし、お生まれになったし、マリア様と共に30年間の生活を送り、そしてマリア様と共に、十字架の元において、マリア様の同意の元に、御自分を天主に捧げました。
聖霊降臨の時も、マリア様が祈っていました。イエズス・キリスト様はとてつもない功徳の御血の恵みの、全神秘贖いの宝をかき集めました、マリア様と共に。そして特別の倉庫に、この宝を隠しておきます。この倉庫の名前は、「マリア様」と言います。全ての宝は、イエズス様とマリア様によって蓄えられて、そしてマリア様の汚れなき御心に置かれております。
天主聖霊は、この隠れた、このとてつもない無限の贖いの宝庫から、私たちに御恵みを与えようとしますけれども、その贖いの御恵みを配る唯一の分配者として、マリア様を選びました。マリア様に委ねました。イエズス・キリストが勝ち得たその御恵みは、マリア様の手を通してでなければ、私たちには与えられない、これが天主聖霊の御旨です。
三位一体は、私たちにイエズス・キリストを与える為に、イエズス・キリストを形造る為に、唯一通る道として、マリア様を選びました。それ以外には道はありません。
このようなマリア様を、私たちは母として持っています。優しい、そして甘美な、そして憐れみ深い母として持っています。そしてイエズス様が、「汝の母を見よ」と、十字架で仰ったその時に、マリア様に対しては、「汝の子を見よ」と仰います。つまりマリア様は私たちを、本当の子供として愛しておられます。イエズス・キリストを愛されたように、私たちを愛しておられます。
何という素晴らしい母を持っている私たちでしょうか。このマリア様に、「ありがとう」と仰って下さい。マリア様を愛して下さい。マリア様に讃美をなさって下さい。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
「2020年母の日、私たちの真の母なるマリア様に感謝を捧げましょう」 2020年5月10日、復活後第四主日に東京で録画した小野田神父のメッセージ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父
私たちを天主の命に産み出して下さったお母様マリア様に「ありがとう」と申し上げましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりてアーメン。
愛する兄弟の皆さん、今日は日本中で、私たちのお母さんたちに、「ありがとう」「感謝しています」と言う日です、そうやっています。
ところで私たちには、私たちに超自然の命を与えて下さった、天主の命に私たちを産み出して下さったお母様がいます。マリア様です。そのマリア様にお母様に、「ありがとう」と申し上げましょう。マリア様をお愛し申し上げましょう。
マリア様の事を知りたいと思うならば、「母親の事を知りたいと思うならば、子供を見れば良い」とよく言います。では、イエズス様を見て下さい。真の天主、永遠の知恵です。マリア様はですから、「天主の御母」。何と素晴らしい母を私たちは持っている事でしょうか。
キリスト信者というのは、キリストの真似をする者です。キリストのように私たちに形成する事です、霊魂をキリストのようにさせる者です。ではイエズス様は、どのような生活をされたでしょうか?どのような模範をされたでしょうか?キリストにどうやったら倣う事ができるでしょうか?
イエズス様は、マリア様の子供となられました。天主三位一体の聖なる御旨は何でしょうか?何を望んでいるのでしょうか?もしも私たちがその天に在す聖父の御旨を果たす、この天に行なわれるように地にも果たす事ができるようにするならば、どうしたら良いのでしょうか?
この世は、聖アウグスティヌスによると、イエズス・キリストを、天主の御言葉、人となった天主の御言葉を受けるに相応しくありませんでした。しかし、マリア様を通してのみ、それができるようになりました。
天主聖子は、永遠の知恵は、天主聖父に最高の讃美と感謝を捧げたいと思っていました。その為に一体どうしたでしょうか?
無限の可能性がありました。例えばローマ皇帝のように、それよりももっと力ある権力者となって、全世界の人民に命令を発布して、そして自分の権力と、力と、命令と、あるいは奇跡を行なって、人民を回心させて、あっと驚かせるような事もできて、そして天主聖父を讃美しようとする事もできましたが、それは選びませんでした。それよりももっと良い方法があったからです。
それは、「30年間、隠れて、マリア様の元に、従順に、謙遜に、生活する。マリア様と一緒に生活する」という事でした。これよりも良い方法を、永遠の知恵さえも見出す事ができませんでした。ですからイエズス様はそれをしました。
天主聖霊も、イエズス・キリストをこの世に生み出す為に、この世に造り出す為に、形成する為に、造り出す為に、そして私たちの霊魂においても形成する為に、マリア様を通してのみ、それを望まれましたし、それをされましたし、これからも世の終わりまで、マリア様を通してそうされます。それは天主聖霊の御望みです。
天主聖子は、御自分の贖いの業を、マリア様と共に、マリア様の協力を以ってのみ、それを行なおうとされました。ちょうどそれが、天主聖霊がマリア様に、「あぁ、天主御子をあなたの御胎内に宿らせますけれども、いいですか?」と聞いてからのみ、なさったのと同じです。マリア様と共に御胎内に宿りましたし、お生まれになったし、マリア様と共に30年間の生活を送り、そしてマリア様と共に、十字架の元において、マリア様の同意の元に、御自分を天主に捧げました。
聖霊降臨の時も、マリア様が祈っていました。イエズス・キリスト様はとてつもない功徳の御血の恵みの、全神秘贖いの宝をかき集めました、マリア様と共に。そして特別の倉庫に、この宝を隠しておきます。この倉庫の名前は、「マリア様」と言います。全ての宝は、イエズス様とマリア様によって蓄えられて、そしてマリア様の汚れなき御心に置かれております。
天主聖霊は、この隠れた、このとてつもない無限の贖いの宝庫から、私たちに御恵みを与えようとしますけれども、その贖いの御恵みを配る唯一の分配者として、マリア様を選びました。マリア様に委ねました。イエズス・キリストが勝ち得たその御恵みは、マリア様の手を通してでなければ、私たちには与えられない、これが天主聖霊の御旨です。
三位一体は、私たちにイエズス・キリストを与える為に、イエズス・キリストを形造る為に、唯一通る道として、マリア様を選びました。それ以外には道はありません。
このようなマリア様を、私たちは母として持っています。優しい、そして甘美な、そして憐れみ深い母として持っています。そしてイエズス様が、「汝の母を見よ」と、十字架で仰ったその時に、マリア様に対しては、「汝の子を見よ」と仰います。つまりマリア様は私たちを、本当の子供として愛しておられます。イエズス・キリストを愛されたように、私たちを愛しておられます。
何という素晴らしい母を持っている私たちでしょうか。このマリア様に、「ありがとう」と仰って下さい。マリア様を愛して下さい。マリア様に讃美をなさって下さい。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
「2020年母の日、私たちの真の母なるマリア様に感謝を捧げましょう」 2020年5月10日、復活後第四主日に東京で録画した小野田神父のメッセージ
「2020年母の日、私たちの真の母なるマリア様に感謝を捧げましょう」 2020年5月10日、復活後第四主日に東京で録画した小野田神父のメッセージ - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
アヴェ・マリア・インマクラータ!愛する兄弟姉妹の皆様、2020年5月10日、復活後第四主日に東京で録画した小野田神父のメッセージをご紹介いた...
「2020年母の日、私たちの真の母なるマリア様に感謝を捧げましょう」 2020年5月10日、復活後第四主日に東京で録画した小野田神父のメッセージ - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた