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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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私たちが永遠の命を受けるには、ミサ、そして秘跡を通さなければ与えられません。

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2020年12月6日(主日)待降節第2主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄妹姉妹の皆様、明後日12月8日は、無原罪の御孕りの大祝日です。
これはカトリック教会の中でも、またマリア様の大祝日の中でも、特に重要な祝日の一つです。
聖ピオ十世会ではその会則によって、その全ての会員は、明日12月7日前日には、大小斎を行なって大祝日の準備をしなければなりません。皆さんは義務ではありませんけれども、しかしもしもできればどうぞ大小斎をお捧げ下さい。マリア様の大祝日を良く準備致しましょう。
マリア様のこの大祝日、無原罪の御孕り、これはどういう事なのでしょうか?
「無原罪の御孕り」それは「マリア様が、マリア様のお母様、つまり聖アンナ様の御胎内に御孕りになるその最初の瞬間、存在が始まったその瞬間から、全く、0.00001秒の時間も全くなく、その最初から、マリア様は原罪の汚れ無く、清らかに御孕りになった、存在を始められた」という事です。
そして「その霊魂は、その最初の瞬間から、全く清められていて、全く悪魔の支配下に置かれていなかった」という事です。
「最初から天主の永遠の命を生き始めていた」という事です。そして「それを最後まで、終わりまで、今でも保っておられて、永遠の命を持っておられる」という事です。
私たちは全て、原罪を持って孕りました。存在の瞬間から、原罪の汚れに汚染されています。
ですから私たちの霊魂は、洗礼を受けるまで真っ暗で、天主の命がありません。いわば永遠の命において死んで生まれてきた者で、でもマリア様はどうしてこの事ができたのでしょうか?
なぜかというと、天主の全能の力と永遠の知恵は、イエズス・キリストの無限の贖いの功徳を、十字架の功徳を既に予期していたので、予見していたので、それをマリア様が御孕りになる、存在を始める時に、既に適用させて、罪の赦しを与えたからです。
ですから最初の瞬間から、マリア様は罪の汚れが全くありませんでした。
これを「無原罪の御孕り」と言います。
では、私たちはどうしたら良いのでしょうか?
はい、私たちにも同じ永遠の命が与えられます。ただ、私たちにとっては普通の道です。つまりイエズス様の十字架の無限の功徳が、時を経て、そして秘跡を通して、そしてミサ聖祭を通して、私たちに与えられます。
私たちが永遠の命を受けるには、ミサ、そして秘跡を通さなければ与えられません。
ですから「秘跡」というのは、人類にとって非常に大切なものなのです。秘跡がなければ永遠の命を受ける事ができないからです。
「洗礼の秘跡」また「悔悛の秘跡」によって、私たちは失われた聖寵の状態を受ける事ができます。「御聖体の秘跡」、「堅振の秘跡」、あるいは「終油の秘蹟」、「婚姻の秘跡」、「品級の秘跡」など、七つの秘跡があります。
そしてこのような秘跡は私たちに、多くの霊魂の永遠の命の増加を私たちに与えてくれます。
ミサに与る事によっても、私たちは永遠の功徳を受けて、永遠の命の増加を、成長をします。
ですからどうぞ、このミサを大切にして下さい。聖伝のミサをどうぞ大切にして下さい。これは私たちの永遠の命が懸かっているからです。
ところで12月8日は、午後の18時から大阪で、聖ピオ十世会の聖母の汚れなき御心聖堂でミサがあります。どうぞいらして下さい。招待致します。もしもミサに与れない方は、どうぞこの大祝日にロザリオを唱えて下さい。
そしてマリア様の無原罪の御孕りが讃美されますように、そして私たちにもその永遠の命が与えられますように、そのとてつもない御恵みが私たちに与えられますように、お祈り致しましょう。
では、良い無原罪の御孕りの祝日をお迎え下さい。そしてマリア様がいつも皆さんを、兄妹姉妹の皆さんを守って、お祈りして下さいますように。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。





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