2020年12月13日(主日)待降節第3主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄妹姉妹の皆様、昨日12月12日は、グァダルーペの聖母の御出現の日でありました。
この日に、聖ファン・ディエゴの、インディアンのこの着ていたティルマに、マリア様が御自分の御姿を、ちょうど写真で写したかのように、フィルムで写したかのように、きれいに写して下さいました。
そして本当は、12月で寒くて、サボテンくらいしか咲いていないような所に、スペインのカスティリアのバラの花がたくさん咲いていた、そこを摘んで、それをティルマで、ファン・ディエゴがそれを持って行って司教様に見せたところ、その自分の着ていた服に、マリア様の御像が写っていました。
この着ていたティルマというのは、サボテンの繊維で出来ているので、大体寿命は10年から15年持てば良いものだと言われています、良質の物で15年。
ところで、もう500年以上経つのですけれども、今でもこのティルマの繊維はまだ丈夫で、分解もせずに、そしてそのマリア様の御影も、まだ今日描いたものであるかのように、とても新鮮に生き生きとしています。
同時にその時代に描かれた、有名なルネッサンスのヨーロッパの油絵などは、みんな色がなくなってしまって、薄びれてしまっているにも関わらず、グァダルーペのマリア様だけは生き生きとしています。
そしてそのマリア様の、この着ている服の図柄も非常に不思議なのです。
なぜかというと、マリア様はまず青のマントを着ているのですけれども、その青のマントには星が描かれています。ところでちょうどその星をよく研究すると、1531年12月12日に、ちょうどメキシコのその空で見える星座と、全く同じものが写っているのだそうです。
そしてその下にはピンクっぽい赤い服をお召しなのですけれども、その服にはたくさんのお花の絵柄が描かれています。そしてその花には、一つ一つアステカの文化的な意味があるのだそうです。
特にその「4つの花びらの花」というのは、そのアステカの「最も高貴な神に捧げられたもの」だという事です。「それしか描かれない」というものがあったそうです。
ところでアステカの文化によると、妊娠した女性は腰に、妊娠しているという意味で帯を付けるのだそうですけれども、マリア様もその帯を付けていました。そしてちょうど赤ちゃんのいる所に、その「4つの花びら」のシンボルの絵が描かれていて、「まさに、この御胎内には、天主が孕っておられる」という事を意味していました。
そして首には十字架の印があって、この十字架の印は、スペインの船に付けられた十字架と全く同じものでした。
そしてマリア様は、メスティーソとして皮膚の色が描かれていて、ちょうど「ヨーロッパの人々と、そしてインディアンたちの、二つのお母さんである」という事を意味している事が分かります。
またマリア様が足に踏んでいるのは月であって、その月は、アステカの人身御供を要求していたその神のシンボルだそうです。
そしてこれを見たアステカの人たちは、「あぁ、これは天主の御母である。これこそが、真の天主の御母である」という事を理解する事ができるように、その服を着ておられたのだそうです。
マリア様はそしてファン・ディエゴにも仰いました、「私は、至高なる天主の母である」と、「また私たちの母である」とも仰って、「あなたの母がここにいるではありませんか」と仰いました。
愛する兄弟の皆さん、このコロナの為に、色々な経済がうまくいかなくなった、お店が倒産してしまった、あるいは収入がない、あるいは辛い事が起こった、あるいは色々な事が起こる、等というニュースを聞きます。
しかし、どうぞ失望なさらないで下さい。もしも悲しい、苦しい時があったら、どうぞ「私たちには天に、私たちの事を愛しておられるお母様がいらっしゃる」という事を知って下さい。
そしてマリア様は、どんな時にも、どのような人でも私たちを助けて下さいます。もしも「友達がいなくなった、もう誰も救いがない」と思っても、諦めないで下さい。マリア様がいらっしゃいます。どうぞマリア様にお祈りなさって下さい。マリア様は必ず何らかの方法で、私たちに手を伸ばして下さいます。
そしてマリア様は特に、このグァダルーペのマリア様は特に、生まれない子供たちの保護の聖人です。この子供たちが、堕胎などで多くの子供たちが今亡き者にされていますけれども、マリア様はその子供たちを助けようともされています。そしてもう助けがない、もう誰も守ってくれないような子どもたちをも、マリア様は助けようとされています。
ですから皆さん、愛する兄弟の皆さん、ですからもしも何か、もしも困った事があったら、どうぞマリア様にお願い下さい。
グァダルーペの聖母、我らのために祈り給え。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄妹姉妹の皆様、昨日12月12日は、グァダルーペの聖母の御出現の日でありました。
この日に、聖ファン・ディエゴの、インディアンのこの着ていたティルマに、マリア様が御自分の御姿を、ちょうど写真で写したかのように、フィルムで写したかのように、きれいに写して下さいました。
そして本当は、12月で寒くて、サボテンくらいしか咲いていないような所に、スペインのカスティリアのバラの花がたくさん咲いていた、そこを摘んで、それをティルマで、ファン・ディエゴがそれを持って行って司教様に見せたところ、その自分の着ていた服に、マリア様の御像が写っていました。
この着ていたティルマというのは、サボテンの繊維で出来ているので、大体寿命は10年から15年持てば良いものだと言われています、良質の物で15年。
ところで、もう500年以上経つのですけれども、今でもこのティルマの繊維はまだ丈夫で、分解もせずに、そしてそのマリア様の御影も、まだ今日描いたものであるかのように、とても新鮮に生き生きとしています。
同時にその時代に描かれた、有名なルネッサンスのヨーロッパの油絵などは、みんな色がなくなってしまって、薄びれてしまっているにも関わらず、グァダルーペのマリア様だけは生き生きとしています。
そしてそのマリア様の、この着ている服の図柄も非常に不思議なのです。
なぜかというと、マリア様はまず青のマントを着ているのですけれども、その青のマントには星が描かれています。ところでちょうどその星をよく研究すると、1531年12月12日に、ちょうどメキシコのその空で見える星座と、全く同じものが写っているのだそうです。
そしてその下にはピンクっぽい赤い服をお召しなのですけれども、その服にはたくさんのお花の絵柄が描かれています。そしてその花には、一つ一つアステカの文化的な意味があるのだそうです。
特にその「4つの花びらの花」というのは、そのアステカの「最も高貴な神に捧げられたもの」だという事です。「それしか描かれない」というものがあったそうです。
ところでアステカの文化によると、妊娠した女性は腰に、妊娠しているという意味で帯を付けるのだそうですけれども、マリア様もその帯を付けていました。そしてちょうど赤ちゃんのいる所に、その「4つの花びら」のシンボルの絵が描かれていて、「まさに、この御胎内には、天主が孕っておられる」という事を意味していました。
そして首には十字架の印があって、この十字架の印は、スペインの船に付けられた十字架と全く同じものでした。
そしてマリア様は、メスティーソとして皮膚の色が描かれていて、ちょうど「ヨーロッパの人々と、そしてインディアンたちの、二つのお母さんである」という事を意味している事が分かります。
またマリア様が足に踏んでいるのは月であって、その月は、アステカの人身御供を要求していたその神のシンボルだそうです。
そしてこれを見たアステカの人たちは、「あぁ、これは天主の御母である。これこそが、真の天主の御母である」という事を理解する事ができるように、その服を着ておられたのだそうです。
マリア様はそしてファン・ディエゴにも仰いました、「私は、至高なる天主の母である」と、「また私たちの母である」とも仰って、「あなたの母がここにいるではありませんか」と仰いました。
愛する兄弟の皆さん、このコロナの為に、色々な経済がうまくいかなくなった、お店が倒産してしまった、あるいは収入がない、あるいは辛い事が起こった、あるいは色々な事が起こる、等というニュースを聞きます。
しかし、どうぞ失望なさらないで下さい。もしも悲しい、苦しい時があったら、どうぞ「私たちには天に、私たちの事を愛しておられるお母様がいらっしゃる」という事を知って下さい。
そしてマリア様は、どんな時にも、どのような人でも私たちを助けて下さいます。もしも「友達がいなくなった、もう誰も救いがない」と思っても、諦めないで下さい。マリア様がいらっしゃいます。どうぞマリア様にお祈りなさって下さい。マリア様は必ず何らかの方法で、私たちに手を伸ばして下さいます。
そしてマリア様は特に、このグァダルーペのマリア様は特に、生まれない子供たちの保護の聖人です。この子供たちが、堕胎などで多くの子供たちが今亡き者にされていますけれども、マリア様はその子供たちを助けようともされています。そしてもう助けがない、もう誰も守ってくれないような子どもたちをも、マリア様は助けようとされています。
ですから皆さん、愛する兄弟の皆さん、ですからもしも何か、もしも困った事があったら、どうぞマリア様にお願い下さい。
グァダルーペの聖母、我らのために祈り給え。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。