アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は、有名なスンモールム・ポンティフィクムが発表されて9年目ですね。
「このあがむべき古くからの典礼の使用に対してふさわしい敬意が払われなければならない。」
「福者ヨハネ二十三世によって発布され、決して廃止されたことのないローマ・ミサ典礼書規範版に従って、・・・ミサのいけにえを行うことは許される。」
明日7月8日(金)と9日(土)は、大阪で、この聖伝のミサがあります。
7月10日の主日は、東京で聖伝のミサがあります。
7月10日の午後の公教要理の時間は、例外的に、いつもより早めに午後1時45分には開始して2時45分には終わらせる予定です。
何故なら、この日は選挙の日ですが(私はすでに事前投票を済ませて参りました)、この日の午後4時から「マーチ・フォー・ライフ」に参加する意向だからです。
「マーチフォーライフ」は、1973年1月22日にワシントンで、ひとつの最高裁判決が下ったことにより、アメリカは全州にわたってABORTION=人工妊娠中絶が「合法」になりました。その日から今日までに五千万件以上の中絶がおこなわれ、中絶問題はアメリカ社会に大きな影を落としています。
一方、この判決に疑問を抱いた市民が立ち上がり、翌1974年から「March for Life=マーチフォーライフ」が始まりました。判決のあった日にワシントンDCに集まる参加者の数が年々増えつづけるとともに、すべてのいのちを守る「Pro-Life=プロライフ」の価値観が草の根でアメリカ全土に浸透していきました。
アメリカ合衆国では、1973年以来2007年までのの中絶数は、49,551,703名でした。
いのちのための大行進の参加者の大半は、10代、20代の若者たちです。彼らはPro-Life Generation=プロライフ世代であると言われ、世論調査でも今の若者は上の世代よりもプロライフの傾向が強いことが明らかになっています。
今年の1月22日(金)のワシントンでは、吹雪のなかでも、マーチが行われたそうです。今年は、聖ピオ十世会の総長のフェレー司教様も参加されました。
日本では、残念なことに、1948年7月13日に、現在の母体保護法の前身である優生保護法が成立しました。
今から2年前の2014年7月13日、日曜日の午後、国会をめざして日本で初めてのマーチがスタートしました。産まれる前の赤ちゃんが、声をあげられないように、マーチ参加者も静かに、でも、満面の笑顔で歩きます。お腹の赤ちゃんが、声はあげられなくても生きていることそれ自体を喜んでいるように。
こうして、声なき行進、祈りの行進がはじまり、毎年、7月の第二日曜日は、日本のマーチフォーライフの日となりました。
先日、私たちは深い悲しみと憤りを持って、バングラデシュのダッカでのテロの事件を知らされました。日本人7人とイタリア人9人とを含む罪のない犠牲者20人が、平和にレストランで食事をしている間に殺害されたのです。週末で喜びと会話に満ちたレストランが、突然として恐怖に包まれ、血の海となりました。大使館のそばの高級レストランです。もっとも安全なはずの場所においてなされた卑劣な蛮行でした。過激で、憐れみもない悲劇でした。犠牲者たちは、バングラデシュにどんな悪事を行ったというのでしょうか?すこしでも助けたいと思ってバングラデシュにいたのに。何故、問答無用に、邪魔者として殺害されなければならなかったのでしょうか。「自己責任」なのでしょうか?それとも政府が邦人の安全確保のための責任を行使していなかったのでしょうか?
優生保護法が施行されて、日本では、平和に安らかに眠っている日本人が、お母さんの胎内という赤ちゃんにとってもっとも安全で守られなければならない場所で、殺害され続けています。犠牲になった赤ちゃんたちは、手足を切りとられ、頭は砕かれ、虐殺されてお母さんのおなかの中から引きずり出されます。非常に残酷な話です。
お母さんのおなかの中という赤ちゃんの場所が、突然として恐怖に包まれ、血の海となるのです。これは、胎児にとって、恐るべきテロ行為でなくてなんでしょうか。卑劣で、野蛮で、過激で、憐れみもない悲劇ではないでしょうか。赤ちゃんは、どんな悪事を行ったというのでしょうか?何故、問答無用に、邪魔者として殺害されなければならないのでしょうか?だれか守ってあげる人はいなかったのでしょうか?赤ちゃんには「自己責任」はありませんから。政府は、何故、赤ちゃんの安全確保のための責任を放棄してしまったのでしょうか?
バングラデシュのダッカでのテロの罪のない犠牲者20人にたいして、私たちは深い悲しみと憤りと追悼の念を持って祈りますが、それと同じく、お母さんの胎内で殺害され続けている多くの赤ちゃんたちを守りたちと願います。しかも、10代の子供たちさえも中絶をしていて、その数は、日本が世界で一番いちばん多いのだそうです。
そこで、7月10日には、このマーチに参加しようと思っています。そのために、いつもの晩課を愛する兄弟姉妹の皆様と一緒に歌うことができなく残念に思いますが、どうぞご理解下さい。
愛する兄弟姉妹の皆様もどうぞご参加下さい。
午後4時常盤公園出発、外堀通りに入り、呉服橋、鍛冶橋、数寄屋橋を通って、午後5時日比谷公園中幸門内解散というコースになります。
常盤公園は、となりに京王プレッソインというホテルがありますので、目印にしてください。
当日が参議院選挙の投票日となるので、デモ行進中に特定の政党や候補者の支持を訴えるような行為は謹んでくださいとのことです。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
「その他の多くの権利の前提である基本的人権は、生命それ自身への権利である。これは受胎の瞬間からその自然な終わりまでの生命に関して真である。従って、堕胎は人権であり得ない。まさに人権に反対している。」(ベネディクト十六世)
愛する兄弟姉妹の皆様、
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は、有名なスンモールム・ポンティフィクムが発表されて9年目ですね。
「このあがむべき古くからの典礼の使用に対してふさわしい敬意が払われなければならない。」
「福者ヨハネ二十三世によって発布され、決して廃止されたことのないローマ・ミサ典礼書規範版に従って、・・・ミサのいけにえを行うことは許される。」
明日7月8日(金)と9日(土)は、大阪で、この聖伝のミサがあります。
7月10日の主日は、東京で聖伝のミサがあります。
7月10日の午後の公教要理の時間は、例外的に、いつもより早めに午後1時45分には開始して2時45分には終わらせる予定です。
何故なら、この日は選挙の日ですが(私はすでに事前投票を済ませて参りました)、この日の午後4時から「マーチ・フォー・ライフ」に参加する意向だからです。
「マーチフォーライフ」は、1973年1月22日にワシントンで、ひとつの最高裁判決が下ったことにより、アメリカは全州にわたってABORTION=人工妊娠中絶が「合法」になりました。その日から今日までに五千万件以上の中絶がおこなわれ、中絶問題はアメリカ社会に大きな影を落としています。
一方、この判決に疑問を抱いた市民が立ち上がり、翌1974年から「March for Life=マーチフォーライフ」が始まりました。判決のあった日にワシントンDCに集まる参加者の数が年々増えつづけるとともに、すべてのいのちを守る「Pro-Life=プロライフ」の価値観が草の根でアメリカ全土に浸透していきました。
アメリカ合衆国では、1973年以来2007年までのの中絶数は、49,551,703名でした。
いのちのための大行進の参加者の大半は、10代、20代の若者たちです。彼らはPro-Life Generation=プロライフ世代であると言われ、世論調査でも今の若者は上の世代よりもプロライフの傾向が強いことが明らかになっています。
今年の1月22日(金)のワシントンでは、吹雪のなかでも、マーチが行われたそうです。今年は、聖ピオ十世会の総長のフェレー司教様も参加されました。
日本では、残念なことに、1948年7月13日に、現在の母体保護法の前身である優生保護法が成立しました。
今から2年前の2014年7月13日、日曜日の午後、国会をめざして日本で初めてのマーチがスタートしました。産まれる前の赤ちゃんが、声をあげられないように、マーチ参加者も静かに、でも、満面の笑顔で歩きます。お腹の赤ちゃんが、声はあげられなくても生きていることそれ自体を喜んでいるように。
こうして、声なき行進、祈りの行進がはじまり、毎年、7月の第二日曜日は、日本のマーチフォーライフの日となりました。
先日、私たちは深い悲しみと憤りを持って、バングラデシュのダッカでのテロの事件を知らされました。日本人7人とイタリア人9人とを含む罪のない犠牲者20人が、平和にレストランで食事をしている間に殺害されたのです。週末で喜びと会話に満ちたレストランが、突然として恐怖に包まれ、血の海となりました。大使館のそばの高級レストランです。もっとも安全なはずの場所においてなされた卑劣な蛮行でした。過激で、憐れみもない悲劇でした。犠牲者たちは、バングラデシュにどんな悪事を行ったというのでしょうか?すこしでも助けたいと思ってバングラデシュにいたのに。何故、問答無用に、邪魔者として殺害されなければならなかったのでしょうか。「自己責任」なのでしょうか?それとも政府が邦人の安全確保のための責任を行使していなかったのでしょうか?
優生保護法が施行されて、日本では、平和に安らかに眠っている日本人が、お母さんの胎内という赤ちゃんにとってもっとも安全で守られなければならない場所で、殺害され続けています。犠牲になった赤ちゃんたちは、手足を切りとられ、頭は砕かれ、虐殺されてお母さんのおなかの中から引きずり出されます。非常に残酷な話です。
お母さんのおなかの中という赤ちゃんの場所が、突然として恐怖に包まれ、血の海となるのです。これは、胎児にとって、恐るべきテロ行為でなくてなんでしょうか。卑劣で、野蛮で、過激で、憐れみもない悲劇ではないでしょうか。赤ちゃんは、どんな悪事を行ったというのでしょうか?何故、問答無用に、邪魔者として殺害されなければならないのでしょうか?だれか守ってあげる人はいなかったのでしょうか?赤ちゃんには「自己責任」はありませんから。政府は、何故、赤ちゃんの安全確保のための責任を放棄してしまったのでしょうか?
バングラデシュのダッカでのテロの罪のない犠牲者20人にたいして、私たちは深い悲しみと憤りと追悼の念を持って祈りますが、それと同じく、お母さんの胎内で殺害され続けている多くの赤ちゃんたちを守りたちと願います。しかも、10代の子供たちさえも中絶をしていて、その数は、日本が世界で一番いちばん多いのだそうです。
そこで、7月10日には、このマーチに参加しようと思っています。そのために、いつもの晩課を愛する兄弟姉妹の皆様と一緒に歌うことができなく残念に思いますが、どうぞご理解下さい。
愛する兄弟姉妹の皆様もどうぞご参加下さい。
午後4時常盤公園出発、外堀通りに入り、呉服橋、鍛冶橋、数寄屋橋を通って、午後5時日比谷公園中幸門内解散というコースになります。
常盤公園は、となりに京王プレッソインというホテルがありますので、目印にしてください。
当日が参議院選挙の投票日となるので、デモ行進中に特定の政党や候補者の支持を訴えるような行為は謹んでくださいとのことです。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
「その他の多くの権利の前提である基本的人権は、生命それ自身への権利である。これは受胎の瞬間からその自然な終わりまでの生命に関して真である。従って、堕胎は人権であり得ない。まさに人権に反対している。」(ベネディクト十六世)