アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
ファチマとローマとへの国際巡礼に参加された巡礼者の方からご報告をいただきました。愛する兄弟姉妹の皆様にご紹介いたします。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
【報告】
アヴェ・マリア・インマクラータ!
ファチマ、ローマ巡礼のレポートを簡単にお送りいたします。
とりあえず、ファチマからお送りします。
8月17日に大阪の聖母の汚れなき御心聖堂から、マリア様の汚れなき御心に見送って頂き、昨日27日に再び聖母の汚れなき御心聖堂でマリア様にお迎え頂いた、マリア様によって導かれた巡礼でした。夢のような10日間が過ぎ、今日から普段の生活に戻りましたが天国への巡礼がまだ続いていることを忘れずに天主様のお与え下さる十字架をすべて喜んで受け、ファチマの精神に生きることでこの素晴らしい巡礼で頂いた大きな御恵みに感謝を表したいと思います。
簡単に巡礼のスケジュールを振り返ってみたいと思います。
8月17日
聖母の汚れなき御心聖堂での御ミサ の後、バスで関空へ
アムステルダム経由でリスボンへ
リスボン空港からバスでファチマのホテルへ
※順調なフライトではオランダ航空の乗務員の方々が大変親切で、親日的である事を初めて知りました。
8月18日
午前中、シュテーリン神父様の引率のもとにアジア管区の巡礼団は聖歌を交えたロザリオ行列をしながら聖地へ向かいました。
カベソの丘、ヴァリニョスの丘、ではシュテーリン神父様のお話を黙想しながら三人の牧童になった気分で小高い丘を歩きルチアやフランシスコとヤシンタの生家も訪れました。昼食を取った後、コヴァ・ダ・イリヤと、ファチマのバジリカを訪問して牧童三人のお墓でお祈りしました。
※日差しが強く、日中の暑さに初日からばててしまいました。このポルトガルの暑い夏に、三人の牧童たちは水を飲むことを犠牲として過ごしていた事を思い出し、彼らの偉業をあたらめて実感しました。フランシスコ、ヤシンタ、ルチアのお墓の前で深く祈る事ができたのは大きなお恵みでした。
ファチマの丘では他の巡礼者や聖ピオ十世会の他の管区の方々ともすれ違いましたが、アジア管区が一番どっぷりとファチマを黙想できたのではないかと思います。
シュテーリン神父様のお話をもとに時間を越えてファチマのご出現を深く回想できました。
8月19日 (土) ファチマの聖母の4度目のご出現の記念日
聖ピオ十世会の公式の荘厳ミサが前総長様のシュミットバーガー神父様司式で執り行われました。
日本の信徒たちは小野田神父様のご配慮と顔ききで、特別に祭壇近くのフランス管区の聖歌隊席の前に場所を頂き、多くが着物、袴姿で日本の信徒を代表して御ミサに参列しました。ミサの後、三名の司教様方に続いてヴァリニョスまで行列し、夕方から御聖体の徹夜礼拝がありました。残念ながら私はばててしまったので参加することが出来ませんでした。(T_T)
※荘厳ミサでは暑い日差しの中、日本の代表として正装である着物を着て、暑さと苦しさを犠牲として捧げる意向で公式ミサに参列しました。
フランスの聖歌隊は素晴らしく美しく、ミサをより荘厳に神聖に感じさせていました。さすがだなあと聞きほれてしまうほどでした。
日本の国旗が祭壇のテントの脇でよくなびいて、世界一シンプルで美しいといわれる意味がちょっと解りました。ミサの間中旗を持って立っておられた方は大変お疲れになったと思います。ご苦労様でした。
司祭入場の後、司祭席の最前列に居られた小野田神父様はいつもの笑顔とはうってかわって真剣な面持ちでミサに参列されていました。・・・
8月20日(主日)
主日のミサが、聖ピオ十世会総長様のフェレー司教様司式で荘厳に執り行われ、ミサの後には司教様かたがロシアの聖母の汚れなき御心へ奉献の更新をされました。
午後にはロザリオ行列があり、ヴァリニョスの丘で聖母の騎士会の奉献の更新もありました。
この日のフェレー司教様のお説教がとても素晴らしかったです。
聖母の汚れなき御心への信心が救霊の確かな道であり、希望である事を強調されました。
一番心に残ったのは十字架上のイエズス様の御目と、十字架の元のマリア様の御目がじっとご覧になっている霊魂のために、私たちは与えられた全ての苦しみを捧げなければならないという言葉でした。以前は道を外れていた自分自信を、イエズス様とマリア様が救霊を願ってじっと見つめていて下さっていた事を思い、感謝でいっぱいになりました。
また、30年前にルフェーブル大司教様がファチマでロシアの奉献をされていた事はしりませんでした。
同じ場所で今年三人の司教様方がロシアをマリア様の汚れなき御心に奉献して下さったので教皇様と全世界の司教様方がその義務を果たすお恵みを天主様がお与え下さるかもしれないと希望を持ちました。また、ロザリオ十字軍は終わったけれども、マリア様の勝利の凱旋まで熱心にロザリオを祈り続ければならないと思いました。
※フェレー司教様のお説教では、うまく言えないのですが、お声から「静かな強さ」という印象をうけました。ひと言ひと言がはっきりと静かに心に訴えかけているというか、聖霊のお恵みがお声を通して心に入ってくるというか、そういう感じでした。
8月21日
バスでサンターレンの奇跡のご聖体と、リスボンの聖アントニオの教会などを訪問しました。
サンターレンの教会では御聖体が安置されている香部屋まで長い列が出来ていたのですが、順番待ちをしていた聖ピオ十世会のドイツ管区の巡礼者の方々がひざまずいてお祈りや聖歌を歌って順番を待っておられたのが印象的でした。
※リスボンの聖堂に入るところ家族が気が付かないうちにカバンから財布を盗まれ、まわりにいた人たちも鞄のチャックを皆あけられていてとてもショックを受けました。すぐに聖アントリオ様の聖遺物の前で、財布を盗んだ人の改心を祈り、できれば財布が見つかるようにとお祈りしました。
日本に帰ってからリスボンの警察からメールがあり、財布が見つかったようです。さすがに現金は入ってなかったようですが、聖アントニオ様のお取次ぎの強さに驚いています。財布をすられた後、神父様はじめたくさんの巡礼者の同伴の方々からとても優しいお申し出やお心使い、ご親切を頂き、本当に感謝しました。
この場を借りてもう一度皆さまにお礼申し上げます。本当にありがとうございました。天主様が皆さまの愛徳に天国で大きく報いてくださいますように!
8月22日 聖母の汚れなき御心の祝日
ニュージーランドのクランシャウ神父様が御ミサを司式してくださいました。クランシャウ神父様のお説教でも、今が最後の時である事を確認し、聖母の汚れなき御心への信心が私たちに与えられた最後の希望であり、確かな希望である事を強調されました。
ミサの後、小野田神父様がコヴァ・ダ・イリヤで、日本と、日本の信徒、家族、ファチマの聖母の会を聖母の汚れなき御心へ奉献の更新をされしました。また、聖ピオ十世会の第三会員にも三名が入会しました。その後リスボン空港へ向かい、ローマへと向かいました。
※マリア様の汚れなき御心の祝日をファチマで迎えることが出来た事は今回の巡礼の中でも特に大きなこの上ない喜びのひとつでした。
前夜からフランス人のシスターと、ニュージーランド、中国、日本の聖歌隊が深夜までミサの聖歌の練習をし、当日に臨みました。
聖歌の練習の折にシスターがラテン語の意味とそこからイメージをどのように膨らませて歌うかを詳しく指導してくださったので、今までになく心を込めて聖歌を歌うことが出来たと思います。当日は小野田神父様も聖歌隊に加わられたので早朝ミサであるにもかかわらず、非常に力強い聖歌隊となりました。
ファチマの聖母ご出現100周年の記念の年、しかも第四回目の聖母のご出現記念日にファチマを巡礼する事ができた大きなお恵みを思うと、これから自分がどれだけ一生懸命すべてを天主様のために、イエズス様とマリア様をお慰めするために使わなければならないかと思います。
せっかくファチマにいるのに、暑さでばててしまったのであまりよくお祈り出来なかった自分が情けないです。
神父様方のスータンから汗で塩が噴出しているのを見て、自分の忍耐のなさを反省しました。
至聖なるイエズスの聖心我らを憐み給え
聖母の汚れなき御心よ我らのために祈り給え
愛する兄弟姉妹の皆様、
ファチマとローマとへの国際巡礼に参加された巡礼者の方からご報告をいただきました。愛する兄弟姉妹の皆様にご紹介いたします。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
【報告】
アヴェ・マリア・インマクラータ!
ファチマ、ローマ巡礼のレポートを簡単にお送りいたします。
とりあえず、ファチマからお送りします。
8月17日に大阪の聖母の汚れなき御心聖堂から、マリア様の汚れなき御心に見送って頂き、昨日27日に再び聖母の汚れなき御心聖堂でマリア様にお迎え頂いた、マリア様によって導かれた巡礼でした。夢のような10日間が過ぎ、今日から普段の生活に戻りましたが天国への巡礼がまだ続いていることを忘れずに天主様のお与え下さる十字架をすべて喜んで受け、ファチマの精神に生きることでこの素晴らしい巡礼で頂いた大きな御恵みに感謝を表したいと思います。
簡単に巡礼のスケジュールを振り返ってみたいと思います。
8月17日
聖母の汚れなき御心聖堂での御ミサ の後、バスで関空へ
アムステルダム経由でリスボンへ
リスボン空港からバスでファチマのホテルへ
※順調なフライトではオランダ航空の乗務員の方々が大変親切で、親日的である事を初めて知りました。
8月18日
午前中、シュテーリン神父様の引率のもとにアジア管区の巡礼団は聖歌を交えたロザリオ行列をしながら聖地へ向かいました。
カベソの丘、ヴァリニョスの丘、ではシュテーリン神父様のお話を黙想しながら三人の牧童になった気分で小高い丘を歩きルチアやフランシスコとヤシンタの生家も訪れました。昼食を取った後、コヴァ・ダ・イリヤと、ファチマのバジリカを訪問して牧童三人のお墓でお祈りしました。
※日差しが強く、日中の暑さに初日からばててしまいました。このポルトガルの暑い夏に、三人の牧童たちは水を飲むことを犠牲として過ごしていた事を思い出し、彼らの偉業をあたらめて実感しました。フランシスコ、ヤシンタ、ルチアのお墓の前で深く祈る事ができたのは大きなお恵みでした。
ファチマの丘では他の巡礼者や聖ピオ十世会の他の管区の方々ともすれ違いましたが、アジア管区が一番どっぷりとファチマを黙想できたのではないかと思います。
シュテーリン神父様のお話をもとに時間を越えてファチマのご出現を深く回想できました。
8月19日 (土) ファチマの聖母の4度目のご出現の記念日
聖ピオ十世会の公式の荘厳ミサが前総長様のシュミットバーガー神父様司式で執り行われました。
日本の信徒たちは小野田神父様のご配慮と顔ききで、特別に祭壇近くのフランス管区の聖歌隊席の前に場所を頂き、多くが着物、袴姿で日本の信徒を代表して御ミサに参列しました。ミサの後、三名の司教様方に続いてヴァリニョスまで行列し、夕方から御聖体の徹夜礼拝がありました。残念ながら私はばててしまったので参加することが出来ませんでした。(T_T)
※荘厳ミサでは暑い日差しの中、日本の代表として正装である着物を着て、暑さと苦しさを犠牲として捧げる意向で公式ミサに参列しました。
フランスの聖歌隊は素晴らしく美しく、ミサをより荘厳に神聖に感じさせていました。さすがだなあと聞きほれてしまうほどでした。
日本の国旗が祭壇のテントの脇でよくなびいて、世界一シンプルで美しいといわれる意味がちょっと解りました。ミサの間中旗を持って立っておられた方は大変お疲れになったと思います。ご苦労様でした。
司祭入場の後、司祭席の最前列に居られた小野田神父様はいつもの笑顔とはうってかわって真剣な面持ちでミサに参列されていました。・・・
8月20日(主日)
主日のミサが、聖ピオ十世会総長様のフェレー司教様司式で荘厳に執り行われ、ミサの後には司教様かたがロシアの聖母の汚れなき御心へ奉献の更新をされました。
午後にはロザリオ行列があり、ヴァリニョスの丘で聖母の騎士会の奉献の更新もありました。
この日のフェレー司教様のお説教がとても素晴らしかったです。
聖母の汚れなき御心への信心が救霊の確かな道であり、希望である事を強調されました。
一番心に残ったのは十字架上のイエズス様の御目と、十字架の元のマリア様の御目がじっとご覧になっている霊魂のために、私たちは与えられた全ての苦しみを捧げなければならないという言葉でした。以前は道を外れていた自分自信を、イエズス様とマリア様が救霊を願ってじっと見つめていて下さっていた事を思い、感謝でいっぱいになりました。
また、30年前にルフェーブル大司教様がファチマでロシアの奉献をされていた事はしりませんでした。
同じ場所で今年三人の司教様方がロシアをマリア様の汚れなき御心に奉献して下さったので教皇様と全世界の司教様方がその義務を果たすお恵みを天主様がお与え下さるかもしれないと希望を持ちました。また、ロザリオ十字軍は終わったけれども、マリア様の勝利の凱旋まで熱心にロザリオを祈り続ければならないと思いました。
※フェレー司教様のお説教では、うまく言えないのですが、お声から「静かな強さ」という印象をうけました。ひと言ひと言がはっきりと静かに心に訴えかけているというか、聖霊のお恵みがお声を通して心に入ってくるというか、そういう感じでした。
8月21日
バスでサンターレンの奇跡のご聖体と、リスボンの聖アントニオの教会などを訪問しました。
サンターレンの教会では御聖体が安置されている香部屋まで長い列が出来ていたのですが、順番待ちをしていた聖ピオ十世会のドイツ管区の巡礼者の方々がひざまずいてお祈りや聖歌を歌って順番を待っておられたのが印象的でした。
※リスボンの聖堂に入るところ家族が気が付かないうちにカバンから財布を盗まれ、まわりにいた人たちも鞄のチャックを皆あけられていてとてもショックを受けました。すぐに聖アントリオ様の聖遺物の前で、財布を盗んだ人の改心を祈り、できれば財布が見つかるようにとお祈りしました。
日本に帰ってからリスボンの警察からメールがあり、財布が見つかったようです。さすがに現金は入ってなかったようですが、聖アントニオ様のお取次ぎの強さに驚いています。財布をすられた後、神父様はじめたくさんの巡礼者の同伴の方々からとても優しいお申し出やお心使い、ご親切を頂き、本当に感謝しました。
この場を借りてもう一度皆さまにお礼申し上げます。本当にありがとうございました。天主様が皆さまの愛徳に天国で大きく報いてくださいますように!
8月22日 聖母の汚れなき御心の祝日
ニュージーランドのクランシャウ神父様が御ミサを司式してくださいました。クランシャウ神父様のお説教でも、今が最後の時である事を確認し、聖母の汚れなき御心への信心が私たちに与えられた最後の希望であり、確かな希望である事を強調されました。
ミサの後、小野田神父様がコヴァ・ダ・イリヤで、日本と、日本の信徒、家族、ファチマの聖母の会を聖母の汚れなき御心へ奉献の更新をされしました。また、聖ピオ十世会の第三会員にも三名が入会しました。その後リスボン空港へ向かい、ローマへと向かいました。
※マリア様の汚れなき御心の祝日をファチマで迎えることが出来た事は今回の巡礼の中でも特に大きなこの上ない喜びのひとつでした。
前夜からフランス人のシスターと、ニュージーランド、中国、日本の聖歌隊が深夜までミサの聖歌の練習をし、当日に臨みました。
聖歌の練習の折にシスターがラテン語の意味とそこからイメージをどのように膨らませて歌うかを詳しく指導してくださったので、今までになく心を込めて聖歌を歌うことが出来たと思います。当日は小野田神父様も聖歌隊に加わられたので早朝ミサであるにもかかわらず、非常に力強い聖歌隊となりました。
ファチマの聖母ご出現100周年の記念の年、しかも第四回目の聖母のご出現記念日にファチマを巡礼する事ができた大きなお恵みを思うと、これから自分がどれだけ一生懸命すべてを天主様のために、イエズス様とマリア様をお慰めするために使わなければならないかと思います。
せっかくファチマにいるのに、暑さでばててしまったのであまりよくお祈り出来なかった自分が情けないです。
神父様方のスータンから汗で塩が噴出しているのを見て、自分の忍耐のなさを反省しました。
至聖なるイエズスの聖心我らを憐み給え
聖母の汚れなき御心よ我らのために祈り給え